2018年1月30日火曜日

作品:狼子野心(篆書体)

「狼子野心」(ろうしやしん)
「狼の子は人に飼われても生まれついての野生の凶暴さを失わない」と言う意味から、凶暴な性格を持った人間は、改めるのが難しいという教訓だそうです。
お題の意味は遊印に相応しくない気もしますが、印面に篆書の文字をどう収めるか?という章法を学ぶ意味では工夫のしがいがある課題でした。
子、心は画数が少なく下部に空間が多いので、それに合わせた狼と野を形成する。どの文字も篆書の字形が豊富なので、どれを選びまたバランス良く整えていくかセンスの見せ所です。
さて、なかなかいい感じに出来たと思いましたが、いま改めて印影を見ると、狼が他の文字と比べて勢いがないというか…凶暴な狼も飼いならされちゃったような…😓