2016年9月16日金曜日

技と近代化

昨日は神奈川県技能士会連合会の「技能士のつどい」に出席してきました。
およそ20職種の技能士が一年に一度交流する機会です。
その中で広告美術技能士会川崎会長による活動報告がありました。
広告美術とは簡単に言えば「かんばん屋さん」(ご本人談)ですが、かんばん屋さんの業界も時代とともに塗料による手書きだったものがアクリル板や粘着シートに変わって来たそうです。それぞれ技術が必要なのですが、やっぱり手書きの技術を知らないとパソコンを使ったとしても良いものは出来ないそうです。パソコン画面で試行錯誤しても、実物サイズに書く経験にはかなわないということなのでしょう。
我が印章業界と同じだなぁとつくづく思いました。手で作る技術を高めていないと高度な機械があっても決して優れたものは作れないはずなのです。
「技能士のつどい」の看板は川崎会長が手書きで作られたそうです。てっきりプリントしたものだと思っていたのでビックリ! さすが熟練の技能士です。パソコンなんか使うより手で書いちゃった方が早いのでしょうね。
私もまだまだ修行が足りないな。
さて、明日から印章組合の全国大会に行って来ます。